2022年05月17日
ホーム > タイで鋳造用金型製造へ
Matsumura Seikei Thailand Co.,Ltd. (略称:MST)設立
当社は、自動車部品製造大手のTBK(東京都町田市、岸高明社長)とのタイ王国において合弁会社を設立することについて基本合意に至りました。TBK現地法人の部品工場内でアルミ鋳造用金型を製造し、現地調達ニーズへの迅速な対応を図ります。
合弁会社は「Matsumura Seikei Thailand Co.,Ltd. (マツムラセイケイ・タイランド、略称:MST)」、バンコク南東部のチョンブリ県にあるアマタ・ナコーン工業団地のTBKK新工場内に置き、ウォーター・ポンプを中心にアルミ部品向けの金型を製造する予定です。
日系自動車メーカーに供給するためのウォーター・ポンプ、オイル・ポンプ、ブレーキ関連部品などの部品工場の内部で金型製造を担うため、納品のリードタイムを短縮でき、メンテナンスも容易になるというメリットがあります。タイは世界有数の自動車産業集積地であり、部品の現地調達へのニーズは高いと見ております。
今後、設備導入を進めて11月の本格稼働を目指し、本社から社員を派遣するほか、20人程度を現地採用していきます。
松村精型(大連)有限公司やASEAN駐在所といった当社の海外事業での実績や、金型技術だけではなく、長年培ってきたアルミ鋳造技術を生かして、金型の設計から鋳造、加工、最終製品まで、自社で一貫生産することが可能な高度な技術力などをTBK側からご高評いただき、提携のお申し入れをいただきました。
創業70年という節目の年に、ASEAN(東南アジア諸国連合)域内に製造部門を進出させ、タイを足掛かりに、より一層グローバルに、「世界のオンリーワンメーカー」を目指し更なる飛躍を遂げたいと思っております。